旅行好きな人から絶大に支持されているspgアメックスとアメックスプラチナ。
大きなメリットとして挙げられる共通点が、ホテルの無料宿泊特典とホテルの上級会員資格です。
具体的なサービス内容を比較して、それぞれどのような人にぴったり合うカードなのかを解説しています。

目次
spgアメックスとアメックスプラチナのスペックを比較
spgアメックスとアメックスプラチナの主なスペックと付帯特典をざっくり比較してみました。
spgアメックス | アメックスプラチナ | |
年会費 | 31,000円(税別) | 131,000円(税別) |
家族カード | 15,500円(税別) | 4枚まで無料 |
ポイント還元率 | 最大1.25% | 最大1% |
人気の付帯特典 | ・一泊一室(2名まで)の無料宿泊券 ・マリオットボンヴォイのゴールドエリート会員資格 ・特典参加レストランバーでの利用15%割引 | ・一泊一室(2名まで)の無料宿泊券 ・ホテルグループの上級会員資格 (マリオットボンヴォイのゴールドエリート会員資格 ヒルトンオナーズのゴールド会員資格 シャングリ・ラ・ゴールデンサークルのジェイド会員資格 ラディソンリワードのゴールド会員資格) ・ファイン・ホテル・アンド・リゾートの優待特典 ・プライオリティパス |
申込み対象者
どちらのカードも、日本在住の20歳以上の社会人で安定した収入があれば申込みができます。
学生、パート・アルバイトの申込みは不可です。
主婦でも配偶者に安定した収入があれば申込みできます。
アメックスプラチナは、以前は年収を審査基準の項目に取り入れていた時期もありましたが、今では年収による足切りは行っていません。
審査面ではやはり、spgアメックスよりはアメックスプラチナの方が厳しいです。
入会特典
入会時は、短期間で大量のマイルを獲得できる絶好のチャンスです。
どちらもネットから申込みができるのですが、実はアメックスの紹介プログラム経由で申込んだ方がよりお得です。
アメックスの紹介プログラムは、既存のアメックス会員から受け取った紹介専用URLを経由して申込むことで、通常よりも多くのポイントがもらえる仕組みです。
それぞれ公式サイトから申込んだ場合と紹介プログラム経由で申込んだ場合の特典内容を比較してみましょう。
spgアメックス
【公式サイト】
・入会後3ヶ月以内に合計10万円以上の利用で、合計30,000ボーナスポイントをプレゼント
【紹介プログラム経由】
・入会後3ヶ月以内に合計10万円以上の利用で、合計36,000ボーナスポイントをプレゼント
アメックスプラチナ
【公式サイト】
合計40,000ポイント獲得可能
- 入会後3ヶ月以内に合計50万円のカード利用で20,000ボーナスポイント
- 入会後3ヶ月以内に合計100万円のカード利用でさらに20,000ボーナスポイント
【紹介プログラム経由】
合計60,000ボーナスポイントプレゼント
- 入会後3ヶ月以内に10万円以上の利用で、20,000ボーナスポイント
- 入会後3ヶ月以内に合計50万円以上の利用で、さらに20,000ボーナスポイント
- 入会後3ヶ月以内に合計100万円以上の利用で、さらに20,000ボーナスポイント
紹介プログラム経由だと何か特別なことをしないといけない等もありません。
同じカードを申込んでもこれだけの差がでるので紹介プログラム経由で申込まないと損です。
家族カードを比較
spgアメックスの家族カードの年会費は15,500円(税別)。
アメックスプラチナは4枚まで無料、5枚目以降は12,000円(税別)です。
家族カードに付帯する特典に関しては、アメックスプラチナは家族カードにも本会員カードとほぼ同等の特典が付帯します。
年会費無料でありながらプライオリティパスも付いています。
spgアメックスの家族カードは、spgアメックスの魅力である無料宿泊特典やマリオットボンヴォイゴールドエリート会員資格が付帯していないため、全くと言っていいほど魅力がありません。
家族カードのサービス内容で選ぶならアメックスプラチナがおすすめです。
無料宿泊特典を比較
spgアメックスは2年目以降のカード更新時に、130の国と地域にある6,700軒以上マリオットボンヴォイ参加ホテルで一泊一室(2名まで)無料宿泊できる特典が付帯します。
宿泊除外日はありませんので、空室があればいつでも好きな時に泊まれます。
カード利用で貯めたマリオットボンヴォイポイントは無料宿泊特典に交換することもできるため、ポイントと組み合わせれば2泊以上無料にすることも可能です。
アメックスプラチナも「フリー・ステイ・ギフト」という特典があり、2年目以降のカード更新時に、国内の対象ホテルで1泊2名様分の無料宿泊券がプレゼントされます。
ホテルによっては宿泊除外日があります。
無料宿泊特典を目的としてカードを発行するなら、年会費が10万円安いspgアメックスの方がお得です。
泊まるのは国内限定で、マリオットボンヴォイ参加ホテル以外に宿泊したいホテルがあるなら、アメックスプラチナの方が使いやすいかもしれません。
ホテル上級会員を比較
spgアメックスとアメックスプラチナはカードを持つだけで、通常なら一年間に何十泊もしないとなれないホテルの上級会員の資格が得られます。
spgアメックス | アメックスプラチナ |
・マリオットボンヴォイ ゴールドエリート会員 | ・ヒルトンオナーズ ゴールド会員 ・ラディソンリワード ゴールド会員 ・ゴールデンサークル ジェイド会員 ・マリオットボンヴォイ ゴールドエリート会員 |
spgアメックスはマリオットボンヴォイのゴールド会員のみですが、アメックスプラチナはマリオットボンヴォイを含めて4つの上級会員資格が手に入りますので、マリオットボンヴォイ以外のホテルにも泊まりたいならアメックスプラチナを持つべきです。
4つの上級会員資格の特典については以下の記事で解説しています。
-
アメックスプラチナカードのホテル上級会員と航空会社上級会員【まとめ】
アメックスプラチナカードまたはアメックスプラチナビジネスカードを持つと特典として無条件でマリオットボンヴォイ、ラディソンリワード、シャングリラゴールデンサークル、ヒルトンオナーズの上級会員になれます。 ...
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ポイント還元率とマイルを比較
spgアメックスもアメックスプラチナも貯めたポイントをマイルに移行することができます。
どちらもカード利用で貯まる際のポイント還元率は1%で同じですが、移行できる提携航空会社とマイル還元率が異なります。
spgアメックス | アメックスプラチナ | |
提携航空会社 | 40社以上 (ANA・JALを含む) | 15社 (ANAを含む) |
マイル還元率 | 1〜1.25% | 0.5~1% |
アメックスプラチナはメンバーシップ・リワード・プラス(年間参加費 3,000円+税)未登録の場合、マイル還元率は0.5%。
メンバーシップ・リワード・プラス登録済みの場合、マイル還元率は0.8%(ANAは1%)です。
spgアメックスは60,000ポイント単位でマイルに移行すると15,000ボーナスポイントが付与されるため、最大還元率は1.25%です。
交換先の提携航空会社に関してもspgアメックスの方が40社以上と多いので、貯めたポイントをマイルに交換するならspgアメックスの方が断然有利です。
空港ラウンジを比較
spgアメックスとアメックスプラチナに付帯する空港ラウンジサービスは以下の通りです。
spgアメックス | アメックスプラチナ |
国内外29空港 | 世界130ヶ国500空港1,200ヶ所以上 |
アメックスプラチナは、以下の7つのラウンジ・プログラムから構成される「アメリカン・エキスプレス・グローバル・ラウンジ・ コレクション」というサービスがあります。
- センチュリオン・ラウンジ
- インターナショナル・アメリカン・エキスプレス・ラウンジ
- プライオリティ・パス
- デルタ・スカイクラブ
- エスケープ・ラウンジUS
- エアスペース
- プラザ・プレミアム・エアポート・ラウンジ
これにより、世界130ヶ国500空港1,200ヶ所以上の空港ラウンジを利用することができます。
中でもプライオリティ・パス(プレステージ会員・年会費429ドル)が無料になるのは大きいです。
spgアメックスは海外で利用できる空港ラウンジがハワイのみに限られるのがデメリットです。
国内のみの利用ならspgアメックスで十分ですが、海外の空港ラウンジも利用するならアメックスプラチナを持つべきです。
海外旅行保険を比較
spgアメックスとアメックスプラチナに付帯する海外旅行保険の補償内容は以下の通りです。
spgアメックス | アメックスプラチナ | |
傷害死亡・後遺障害保険金 | 最高1億円 (最高5,000万円) | 最高1億円 (最高5,000万円) |
傷害治療費用保険金 | 最高300万円 (最高200万円) | 最高1,000万円 |
疾病治療費用保険金 | 最高300万円 (最高200万円) | 最高1,000万円 |
賠償責任保険金 | 最高4,000万円 | 最高5,000万円 |
携行品損害保険金 | 1旅行中最高50万円 | 1旅行中最高100万円 |
救援者費用保険金 | 最高400万円 (最高300万円) | 最高1,000万円 |
※()内は対象カードで旅行代金を決済しなかった場合の補償額
カード決済した場合としていない場合で補償額は異なりますが、どちらのカードも持っているだけで海外旅行保険が適用される自動付帯です。
年会費が高い分、海外旅行保険に関してはアメックスプラチナの方が補償内容が手厚いです。
しかしただ補償額の高さだけで決めるのではなく、海外旅行へ行く頻度やどの補償が手厚い方がいいのかなどを検討した上で、自分に合ったカードを選びましょう。
おすすめの使い方
これまで主な特典内容を比較してきましたが、自分はどちらのカードの特典に魅力を感じたでしょうか?
まだ決めきれないという人は、それぞれのカードのおすすめの使い方をまとめてみたので参考にしてください。
spgアメックス
spgアメックスは、1年目は入会特典で得られる36,000ポイントで年会費は実質無料、2年目以降は無料宿泊特典で年会費はペイできるというイメージです。
無料宿泊特典を使う時期とホテルをしっかり選べば年会費以上の価値はそれだけで得られます。
ポイント還元率が高く提携航空会社も40社以上あるので、マイルを貯めて特典航空券で旅行に行きたいなら、迷わずspgアメックスです。
表には出ていない裏キャンペーンである「プラチナチャレンジ」をする人も多いです。
spgアメックスの価値をしっかりと理解して入会してれば、損をするということはないでしょう。
アメックスプラチナ
アメックスプラチナも2年目以降は無料宿泊特典がありますが、これだけで年会費をペイするのは無理です。
アメックスプラチナの特典で最も高いコストパフォーマンスを発揮するのが「ファイン・ホテル・アンド・リゾート」です。
対象ホテルの宿泊が多い人は、この特典だけで年会費の何倍もの価値を得ることができるでしょう。
極端な例だと、1泊10万円の部屋を予約して追加料金12万円を支払って、242万円の部屋にアップグレードできたという人もいます。
22万円で242万円の部屋に泊まれたということは、1泊で220万円も得をした計算になりますね。
高級ホテルのスイートルームに安く泊まりたい人は、アメックスプラチナ以外の選択肢はないと言っても過言ではありません。
spgアメックスとアメックスプラチナで共通する特典内容もありますが、より高いレベルでホテル滞在を満喫したい人は、アメックスプラチナがおすすめです。
あとは、メタル製のクレジットカードを持ちたい人です。
アメックスプラチナの本カードはメタル製です。
プラスチック製のクレジットカードとは違って、ずっしりと重みを感じます。
周りに見せびらかしたいという理由だけで、アメックスプラチナを持っている人もいるそうです。
まとめ
spgアメックスとアメックスプラチナは、アメックス社員の中でも保有率が高い2枚なので、どちらか迷うのも当然です。
それも圧倒的な差が開いているというより、かなり僅差らしいです。
年会費以外のアメックスプラチナの最大のデメリットと言えるのが、貯めたポイントをANAマイルに移行する上限が年間40,000マイルまでという制限があることです。
最終的にANAの特典航空券に交換したいという人は、ANAマイルへの移行上限がないspgアメックスにしましょう。
これは、事前に必ず知っておきたいルールです。
spgアメックスまたはアメックスプラチナに申込むことが決まったら、まず最初にやることは紹介URLをくれる人を探すことです。
多くの場合、知り合いから紹介してもらうのですが、周りに既存のアメックス会員がいないという場合は、私から紹介することも可能です。
それぞれ下記よりお問い合わせいただければ、すぐに紹介専用URLをお送りさせていただきます。
私は、お問い合わせの際に入力していただくメールアドレス以外の個人情報はもちろん、審査結果については知ることができませんのでご安心ください。
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