個人事業主や経営者が持つべきクレジットカードはアメックスです。
高いブランド力、一律ではない限度額、カード特典が魅力です。
法人カードでは他の法人カードを選ぶ理由が見当たらないと言っても過言ではありません。
個人事業主には、spgアメックスがおすすめです。
アメックスを使いこなせば、事業拡大に役立つこと間違いありません。
今回は、個人事業主や経営者向けにアメックスのお得な活用方法について解説します。
おすすめのアメックスビジネスカードは?
ビジネスカードの種類
アメックスには個人向けカードと法人向けカードの2種類があります。
法人向けカードには、コーポレートカードというものもありますが、これは大企業向けのビジネスカードなので、ほとんどの中小企業や個人事業主の人には関係のないカードです。
ですから今回は、コーポレートカードについては触れません。
事業に活用するのが目的であれば、法人向けカードは必須です。
アメックスの法人向けカードは、下記の3券種です。
・アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード
・アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
・アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード
カードのスペックを見てみましょう。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード
年会費 | 13,200円(税込) |
追加カード | 6,600円(税込) |
ポイント還元率 | 0.3%~ |
付帯特典 | ・国内外29空港の空港ラウンジサービス ・手荷物無料宅配サービス ・福利厚生プログラム「クラブオフ」 ・「ジー・サーチ」年会費無料 |
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
年会費 | 34,100円(税込) |
追加カード | 13,200円(税込) |
ポイント還元率 | 0.5%~ |
付帯特典 | ・国内外29空港の空港ラウンジサービス ・手荷物ホテル当日宅配サービス ・エアポート送迎サービス ・手荷物無料宅配サービス ・ビジネス・ダイニング by ぐるなび ・福利厚生プログラム「クラブオフ」 |
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード
年会費 | 143,000円(税込) |
追加カード | 4枚まで無料、5枚目以降は1枚につき年会費13,200円(税込) |
ポイント還元率 | 1% |
付帯特典 | ・ホテル・メンバーシップ ・ファイン・ホテル・アンド・リゾート ・アメリカン・エキスプレス・グローバル・ラウンジ・コレクション ・フリー・ステイ・ギフト ・プラチナ・セクレタリー・サービス ・ビジネス・ワランティ・プラス ・ダイニング&バー優待 |
申込み形態による違い
どのビジネスカードも個人事業主あるいは法人として申込みが可能です。
個人事業主として申し込めば引き落とし口座が個人口座になり、法人として申し込めば引き落とし口座が法人口座になるぐらいの違いしかありません。
審査基準や発行スピードなどは同じです。
ビジネスゴールドカードもビジネスプラチナカードもインビテーションなしで申込みが可能です。
審査について
アメックスのビジネスカードは、創業1年目や決算が赤字でも申込みが可能です。
法人カードの中には、
- 原則として業歴3年以上で、2期連続黒字決算の法人
- 原則黒字決算の法人
などが申込み対象となっているものもあります。
ですから、起業したばかりやまだ決算を迎えていないような個人事業主や法人にもおすすめです。
法人カードが個人カードよりも難易度が高い、年会費に対してコスパが悪いのは、起業した会社が1年後に倒産する確率が50%、10年後だと90%以上と言われていて、カード発行会社にとっては回収リスクが高いと考えられているのが原因です。
アメックスは、外資系企業であり、カード発行元ということで、日本のクレジットカード会社とは審査基準が違います。
特にゴールドカードやプラチナカードと言うと、審査がかなり厳しい印象があると思いますが、意外と審査通過率はかなり高いです。
私は審査担当でもないのに、なぜそのようなことがわかるかというと、アメックスのビジネスカードを知り合いに紹介しているので、どれぐらいの人が審査に通過してカードが発行されたかを知っているからです。
アメックスの営業担当から私が紹介した人が審査に通過したか落ちたかということは個人情報になるので、もちろん教えてもらえません。
しかし、紹介した知り合いから私に報告があるので、わかるというわけです。
過去に長期の遅延や滞納などの金融事故を起こしていなければ、ほぼ審査に通過しています。
また、WEBから直接申込みをするよりも、アメックスの営業担当経由で申し込んだ方が審査通過確率は上がります。
コンプライアンスの問題もあるのが原因だと思いますが、これに関してはアメックス側は表向きには完全に否定しています。
WEBから申込んだ場合は、入力データの内容によってほぼ自動で審査が行われます。
一方、アメックスの営業担当経由で申込んだ場合は、人が関わるので少しですが裁量の余地があります。
これが、アメックスの営業担当で申込んだ方が審査に通りやすいと言われている理由だと私は考えています。
実際に周りでもブラックでもアメックスが発行された事例をいくつか確認していますが、全てWEBからではなく営業担当経由の申込みです。
おすすめの1枚
ズバリ!おすすめのアメックスのビジネスカードは、アメックスビジネスゴールドカードです。
アメックスビジネスゴールドカードがおすすめな理由は、入会キャンペーンでもらえるポイントが一番多いからです。
- アメックスビジネスカード 最大30,000ボーナスポイント
- アメックスビジネスゴールドカード 30,000ボーナスポイント
- アメックスビジネスプラチナカード 最大60,000ボーナスポイント
ただし、上記の内容はアメックスの営業担当経由で申込んだ場合に適用される特別なキャンペーン内容です。
上記のキャンペーンはWEBからの申込みはできませんので、ご希望の場合はお問合せフォームから「アメックス担当者紹介の件」でお問合せいただければ、ご紹介させていただきます。
プラチナカードよりもゴールドカードの方がもらえるポイントが多いのは意外ですね。
ビジネスゴールドカードの年会費が高いと思われる人は、次年度からアメックスビジネスカードにダウングレードすればOKです。
年会費は会計上、経費として計上できるのであまり気にする必要はありません。
アメックスビジネスカードとアメックスビジネスゴールドカードの入会特典の差は、最大50,000ボーナスポイントもあります。
50,000ポイントと言えばカード決済金額で500万円相当なので、最初はまずアメックスビジネスゴールドカードを申込んで80,000ボーナスポイントを獲得するべきです。
アメックスのビジネスカードを活用した納税
日常のカード決済をアメックスのビジネスカードでするのはもちろんですが、おすすめは税金の支払いに使うことです。
法人税、消費税、源泉所得税、申告所得税、市税などをアメックスで支払うことができます。
納税は毎年発生するものであり、金額も高額な場合は、ポイントを一気に獲得できるチャンスです。
利用枠を使った納税
税金のクレジットカード払いは、国税クレジットカードお支払サイトで納税することができます。
国税クレジットカードお支払サイトで支払う手順は以下です。
注意事項の確認
納付情報の入力(氏名・住所・納付する国税の税目や納付税額等など)
クレジットカード情報の入力
手続内容の確認
納付手続の完了
- 多額の現金を持って窓口へ足を運ぶ必要がない
- 手元に現金がなくても支払える
- クレジットカードのポイントが貯まる
- 利用明細を見れば納付状況や金額が一目でわかる
アメックスで納税することで最大40日程度キャッシュを手元に置いておくことができます。
決算書を2期分提出することで利用枠の増枠対応が可能です。
ただし、この方法は年商3億円以上の企業のみ対象となります。
決算書の提出から利用枠確定まで約2週間程度かかります。
事前入金を使った納税
納税額を事前にアメックスに預け入れして決済する方法
アメックスには、利用代金を事前入金することで入金金額が利用限度額に上乗せるデポジット(事前入金)制度があります。
高額な決済をしたい時に便利です。
例えば、利用限度額が50万円の場合、100万円を事前入金すれば利用限度額が150万円になるのです。
事前入金を利用するには担当デスクに電話で連絡します。
「〇〇の支払いをするために〇〇円の事前入金をしたいです」
と利用目的と利用金額を伝えると、担当デスクからアメックスの口座を指定されるので、そこに振り込めば完了です。
早ければ当日、遅くても翌日には事前入金が反映されます。
- 利用限度額が無制限になるので高額な支払いに対応できる
- 事前入金分もポイントが貯まる
納税期日の1日前までにアメックスのビジネスカードが到着すればクレジットカードでの納付が可能です。
事前入金した金額と同額の利用枠が設定されるので、予め設定されている利用枠を超えるような金額を決済したい場合に有効的な使い方です。
決済金額が2,000万円/年だった場合、100,000ポイントが獲得できます。
新規でアメックスのビジネスカードを発行した場合、初年度は100,000ポイントに加えて最大80,000ポイントが付与されます。
100,000ポイントあれば・・・
ブリティッシュエアウェイズで、香港ビジネスクラス往復2名分
ANAで、ハワイエコノミークラス往復2名分
の特典航空券と交換可能です。
おすすめのアメックスカードは?
個人のプライベートな費用と事業で使う経費の支払いをひとつのカードでしていると、外から見た時に個人利用と経費の区別が分かりにくいです。
税務調査の際に、それぞれの支払いをきちんと説明する必要があります。
この時にうまく説明ができないと、経費として計上したものが否認される恐れがあります。
そのような事態を予め防ぐためには、個人カードとビジネスカードは分けて用意しておくのがベストです。
ビジネスカードと同様に個人カードも私はアメックスをおすすめします。
個人向けのアメックスプロパーカードは、下記です。
・アメリカン・エキスプレス・カード
・アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
・プラチナ・カード
・ANA アメリカン・エキスプレス・カード
・ANA アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
・ANA アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード
・デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・カード
・デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
・スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード
この中では、スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カードがおすすめです。
スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード(通称 spgアメックス)は、アメックスの社員の中でも保有率が一番高い1枚です。
もちろん、私も長年使っています。
spgアメックスに関しては、一番得な申込方法や審査に通過するコツなど下記の記事で詳しく解説しています。
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まとめ
個人カードも法人カードもアメックスにするのであれば、spgアメックスとアメックスビジネスゴールドカードの2枚持ちがおすすめです。
コストパフォーマンスを考えるとこの組み合わせが最も優れていると感じていますし、実際に回りの経営者でもこの組み合わせが人気です。
ANAの航空券を購入する機会が多い人は、spgアメックスではなくANAアメックスゴールドカードというのもアリです。
spgアメックス以外のアメックスのプロパーカードは、所有しているクレジットカードによって紹介でもらえるポイントが変わります。
紹介を多くできる人は、ゴールドまたはプラチナを持った方がより多くの紹介ポイントをもらえるので年会費を考慮してもお得です。
最終的には利用シーンと貯めたポイントを何に使うかで選ぶのがベストです。
どのアメックスが良いのか自分だけでは判断できない人は、アメックスの営業担当に相談するのもいいでしょう。
アメックスの既存会員からの紹介であれば、親切に色々と教えてくれます。
アメックスは、どの券種も既存のアメックス会員からの紹介で申込みをすると通常よりも多くの入会特典をもらうことができるのでお得です。
周りにアメックスを紹介してくれる人がいない場合は、私からの紹介も可能です。
下記よりお問い合わせいただければ、すぐに私から紹介プログラム専用URLをお届けします。
私にはあなたのメールアドレス以外の情報は伝わりませんし、もちろん審査結果について私が知ることはありませんので、安心してお問い合わせください。