「口座の引き落とし日までにお金を用意できなかった」
「支払日までに口座にお金を入れるのをうっかり忘れていた」
支払いを遅延する理由は、これらのどちらかでしょう。
支払いを遅延すると信用情報に傷が付いて、短期の場合は一時的な利用制限、長期の場合は利用停止やブラックリスト入りなどのペナルティを課せられます。
支払いの遅延で信用情報に傷が付くと、新規でクレジットカードやカードローンを申込む場合も審査に通らない可能性があります。
軽微な延滞や遅延の場合、信用情報での記録は24ヶ月間で消えます。
延滞や遅延をしてしまった場合、信用情報にいつ・どのように記録が残っているのを確認する方法は、CICやJICCで信用情報の開示をすることです。
詳しい信用情報の開示方法については、各公式サイトをご覧ください。
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今回は、アメックスで支払い遅延をするとどうなるかについて詳しく解説しています。
支払い遅延が確定している人はもちろん、まだ支払い遅延をしたことがない人も事前に対処方法を知っておくと役立ちます。
アメックスで支払いを遅延するとどうなる？
アメックスと言っても、プロパーとセゾンアメックスでは対応が異なります。
支払いで遅延をした場合のそれぞれの対処方法について見てみましょう。
アメックスプロパー
アメックスのプロパーで支払いを遅延すると、支払日の数日後にSMSでスマホや携帯にメッセージが届きます。
記載されているURLをクリックするとアメックスの「お振り込み先のご案内」のページに遷移します。
アメックスのサービスデスク曰く、「遅延していることをSMSでお知らせしています」とのことですが、最近はSMSに迷惑メッセージが届く場合もあり、このメッセージの内容で遅延していることに気が付く人はほとんどいないでしょう。
カードを複数枚所有している場合は、全てのアカウントでログインして確認しないとわかりません。
これは、極めて不親切です。
ちなみに、遅延しているアカウントにログインすると、まず以下のようなポップアップの表示が出ます。
会員サイトのトップには、赤字で以下のように表示されています。
遅延に気付いた場合は、なるべく早くアメックスの口座に支払いをしましょう。
遅延に気付かずにそのままにしていると、翌月の支払日に再度口座引き落としがかかります。
その場合の請求金額は、引き落としができなかった金額＋遅延損害金 になります。
遅延に気付かずに翌月の請求が確定している場合は、振込で支払うのはやめて口座引き落とし日までに入金して支払いましょう。
翌日の請求が確定していると、先に振込で支払っても口座引き落としをキャンセルできないので口座引き落とし日に請求金額が引き落とされます。
つまり、２重で支払うことになるので面倒です。
アメックスの遅延損害金は、年14.6％です。
セゾンアメックス
セゾンアメックスは、支払い遅延をすると支払日の数日後に遅延を知らせる郵便物が発送されます。
この郵便物に支払い口座の情報が記載されているので、振込をして対応しましょう。
郵便物が届いてからしばらく経っても支払いの確認が取れない場合、セゾンから電話がかかってきます。
セゾンアメックスの場合は、各月ごとの支払いなのでプロパーのアメックスのように翌月にもう一度引き落としがかかるということはありません。
以前は、翌月にまとめて引き落としをしていたのですが、2017年12月4日（月）からセゾンが指定する口座への振込になりました。
入金が当月14日を過ぎた場合に、年14.6％の割合で遅延損害金が発生します。
長期の延滞や遅延はブラックリスト入り
約定返済日より61日以上、または3カ月以上の延滞があった場合、CICでは「異動」になります。
CICのクレジット情報の《お支払の状況》26．返済状況に「異動」と記載されます。
これが、いわゆる「ブラックリスト入り」です。
こうなるとカードを強制解約される可能性もあります。
さらに、クレジットカードやカードローンの審査に通らなくなります。
割賦払いの契約ができなくなります。
割賦払いと言われてもピンと来ない人が多いかもしれませんが、スマホの本体を分割で購入している人は、それができなくなるということです。
遅延したカードだけではなく、すでに保有しているクレジットカードも更新時期に使えなくなります。
このようにブラックリスト入りすると生活に大きな影響を及ぼす可能性が高いので、何としてでもブラックリスト入りは避けたいところです。
アメックスは発行直後の支払い遅延が多発
アメックスはカードが届いてから引き落とし口座の登録依頼を行うため、初回の引き落としまでに引き落とし口座登録が間に合わず、銀行振り込みになることがあります。
これに気付かずにアメックスから支払い遅延の連絡が来て驚く、ということが結構あります。
ですから、アメックスの申込みをした後は、初回の支払いが口座引き落としになっているかどうか必ずご確認することをお勧めします。
確認方法は、アメックスのサイトにログインしてダウンロードできる「カードご利用代金明細書(PDF形式)」でできます。
これは、よくあることなのでカードデスクに電話すると善意で遅延を消してくれる場合もあります。
すぐに引き落とし口座登録しても、銀行振り込みとなる場合もあるみたいなので要注意です。
引き落とし日に、きちんと引き落とされているかを確認し、引き落とされていなければすぐにカードデスクに連絡しましょう。
新しいカードを作ってすぐに遅延の記録が残るのは絶対に避けたいところです。
まとめ
プロパーのアメックスもセゾンアメックスもCICやJICCに加盟しているので、遅延をした場合は各信用情報機関に遅延の情報が記録されます。
遅延の記録は24ヶ月間保持されるので、この期間内はクレジットカードやカードローンの審査が不利になる可能性があります。
カード会社によっては直近の6ヶ月間しか参考にしないというところもありますが、遅延しないのが一番です。
また、支払いの確認が取れるまではカードの利用に制限がかかるので支払日は忘れないように十分気を付けましょう。
遅延損害金は、支払い期限の翌月からカウントされます。
遅延損害金 ＝ 滞納している金額 × 遅延損害金年率 ÷ 365日× 遅延日数
すぐに支払いができない場合もカード会社への連絡は必ずしましょう。
状況によっては支払日を延期してもらえる場合もあります。
引き落とし日までに支払金額を口座に用意できない場合は、一時的に「お金を借りる」という方法もあります。
事前に引き落とし日までにお金を用意できないことがわかっている場合は、クレジットカードのキャッシングやカードローンで用意するというのは選択肢の１つとして有効です。
毎月残高不足で支払いに困っているのであれば生活の収支を根本的に見直す必要がありますが、少額で一時的な出費を補うのであれば仕方がないかも知れません。
その場合も、なるべく利息がかからないサービスがあるアコムやアイフルを利用しましょう。
無利息期間中に返済すれば金利は0円です。
