飛行機に乗ってマイルを貯めるのは、おすすめではありません。
飛行機での出張が多いサラリーマンや経営者以外の人は、飛行機に乗ってマイルを貯めてもあまりマイルが貯まりません。
マイルを最速で貯めるなら、飛行機に乗って貯める以外の方法も必須です。
マイルのセミナー講師である私が実践しているマイルの貯め方を解説します。
飛行機に乗ってどれだけマイルが貯まる?
「マイルは飛行機に乗って貯めるもの」
マイレージプログラムのスタートは元々そうでしたし、今でもそれが常識だと考える人は多くいます。
しかし、実際に飛行機でマイルを貯めたことがある人はわかると思いますが、なかなかマイルが貯まりません。
そもそも飛行機に乗る機会がそんなにありません。
普通に生活していれば、年に何度か旅行に行く時に飛行機に乗るぐらいでしょう。
飛行機に乗って貯まるマイルは、フライトマイルと言います。
例えば、JALの最安値のエコノミークラスを利用した場合に、獲得できるフライトマイルを見てみると、
東京⇔大阪 | 往復280マイル |
東京⇔香港 | 往復1,094マイル |
東京⇔ホノルル | 往復2,298マイル |
東京⇔パリ | 往復3,716マイル |
このような感じです。
最終的な目的が特典航空券に交換することであれば、目的地に行く特典航空券と交換するのに必要なマイル数を調べてどれぐらい飛行機に乗れば交換できるかを計算してみるとだいだいのイメージができますね。
日本人に最も人気があると言われているホノルルだとエコノミークラスでの往復で40,000マイルが必要です。
年に1.2回海外旅行に行く程度では、とてもじゃないけど特典航空券に交換できるだけのマイルが貯まりそうな気がしないでしょう。
しかも、JALやANAのマイルには3年という有効期限があります。
カード決済でどれだけマイルが貯まる?
クレジットカードで決済をすることでマイルが貯まるのは、ご存知でしょう。
しかし、クレジットカード決済だけに頼っていては、それほど多くのマイルが貯まりません。
JALマイルを貯めるには、JALカードが基本と言われていますが、実際にクレジットカード決済でどれぐらいのマイルが貯まるのか見てみましょう。
JALカードには、年会費3,000円(税別)のショッピングマイル・プレミアムというサービスがあります。
ショッピングマイル・プレミアムに加入していない場合、加入した場合でシミュレーションしてみました。
国内線のエコノミークラスで往復に必要なマイル数(12,000マイルと15,000マイル)を貯めるには、下記の金額をクレジットカードで決済する必要があります。
必要なマイル数 (往復:大人1人) | JALカード 200円=1マイル | JALカード (ショッピングマイル・プレミアム加入の場合) 100円=1マイル | |
A区間 | 12,000マイル | 240万円 | 120万円 |
B区間 | 15,000マイル | 300万円 | 150万円 |
A区間(東京⇔大阪、名古屋など)
B区間(東京⇔札幌、福岡、沖縄など)
コストパフォーマンスを考えるとショッピングマイル・プレミアムに加入しないという選択肢はありませんので、マイルを真剣に貯める人は全員ショッピングマイル・プレミアムに加入します。
特典航空券に交換して行きたい場所がホノルルだった場合、年間120万円の決済を3年間続けてもマイルの有効期限である3年で36,000マイルなので必要な40,000マイルに届きません。
年間150万円の決済を3年間続ければ、45,000マイルなのでクリアできます。
ポイント還元率が1%と考えた場合、3年以内に40,000マイルを貯めるには400万円のクレジットカードが必要ということです。
毎月の支払いをJALカードに集約すれば非現実的な数字ではありませんが、約3年かけないと貯まらないと思うと少し気が遠くなりますよね。
短期間でマイルを貯める方法
フライトマイルやクレジットカード決済でマイルを貯めるのは、「コツコツ型」。
一方で、短期間でマイルを貯める「ドカーン型」もあります。
ドカーン型は、主に下記の3つです。
ポイントサイトで貯める
クレジットカードの入会特典で貯める
クレジットカードの紹介で貯める
ポイントサイトで貯める
ポイントサイトは、無料で登録できるお小遣いサイトです。
ポイントサイトに掲載されている広告を経由して、商品を購入したりサービスを利用したりすると、その商品やサービスを提供している広告主からポイントサイトを通して広告費の一部が会員にポイントバックされる仕組みです。
もらったポイントは、マイルや他のポイントに交換したり、現金化することができます。
ポイントサイトの活用方法については、下記の記事で詳しく解説しています。
《常識》なぜマイルを効率良く貯めるならポイントサイトが絶対必要なのか?
飛ばずに貯める陸マイラーにとって、マイルを爆発的に貯めるためにポイントサイトの活用は必須です。 貯めたいマイルがANAかJALかで選ぶべきポイントサイトも変わります。 「ポイントサイトでマイルが貯まら ...
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クレジットカードの入会特典で貯める
クレジットカードの入会特典は、大量にマイルやポイントを獲得するチャンスです。
年会費無料のクレジットカードでも、8,000ポイントもらえるものもあります。
ゴールドカードになると条件を満たせば20,000マイルがもらえるものもあります。
20,000マイルあれば、香港にエコノミークラスで往復できます。
ポイントサイト経由でクレジットカードを申込むことで、加速度的にマイルが貯まります。
ただし、同じクレジットカードを1人で何枚も申込むことはできませんので、繰り返して利用することはできません。
他にも、短期間に多くのクレジットカードを申込みし過ぎると審査に落ちて他のクレジットカードを申込めなくなったり、ローンの審査に落ちる可能性があるなどのデメリットがあるということは、予め知っておきましょう。
アメックスの申込みに関しては、紹介者経由で申し込んだ方がもらえるポイントが多くなります。
周りにアメックスを持っている知り合いがいれば、紹介してもらいましょう。
もし、周りにアメックスの紹介者がいない場合は、私からの紹介でもポイントが多くもらえますので、下記よりお気軽にお問い合わせください。
すぐに特別な紹介URLをお送りします。
クレジットカードの紹介で貯める
クレジットカードは家族や友達に紹介すると、紹介した側も紹介ポイントがもらえる紹介制度を採用しているものがあります。
紹介ポイントが多くもらえる代表的なのがアメックスです。
アメックスの場合、自分が持っているカードのグレードによってもらえるポイント数が変わります。
簡単に言うと年会費が高いカードほど、紹介した時にもらえるポイントも高いというわけです。
どのカードを持っていれば、どれだけ紹介ポイントがもらえるかというのは下の画像を参照してください。
ただし、spgアメックスに関しては完全に別扱いで、spgアメックスを持っている場合は、spgアメックスだけしか紹介できません。
つまり、spgアメックスを持っていても他の券種のアメックスは紹介できませんし、spgアメックス以外の券種を持っていてもspgアメックスは紹介できないということです。
年間何十万マイルあるいは百万マイルを超えるようなマイルを貯めている人は、アメックスの紹介で貯めている人がほとんどです。
1人紹介すれば、最大30,000ポイントもらえるわけですから、年間何十人も紹介する人はそれぐらい貯まってもおかしくないとわかるのではないでしょうか?
年間何十人も紹介する人は、どのようにしてそれだけ多くの紹介をしているかというと、コミュニティーを運営しているか、マイルと親和性があるサイトを運営していてサイト経由で紹介を獲得しているか、のどちらかです。
自動的にマイルが貯まる仕組みを作るには、放ったらかしでもアメックスの紹介を出せるサイトを運営するのがベストです。