海外旅行へ行く時に悩むのが現地通貨の調達です。
真っ先に思いつくのは両替所で外貨両替をする方法ではないでしょうか。
両替にはいくら手数料がかかるのか?いくら両替しておけば間に合うのか?
初めて海外旅行へ行く人ならわからないことが多いと思いますが、現地通貨の調達するには主に2つの方法があります。
- あらかじめ外貨両替をしておく
- クレジットカードの海外キャッシングを使う
結論から言うと、お得で利便性が高いのは海外キャッシングです。
以下では海外キャッシングを使うべき理由について解説していきます。
クレジットカードの海外キャッシングとは?
海外キャッシングとは、クレジットカードのキャッシング機能を使って海外のATMで現地通貨を借り入れるサービスのことです。
「キャッシング」と聞くと、アコムやプロミスのような消費者金融での借金のイメージが強くて抵抗を感じる方が多いのではないでしょうか?
しかし海外キャッシングは、外貨両替して海外で現金を持ち歩くよりもはるかにお得でメリットが多いのです。
海外キャッシングのメリット
外貨両替よりも手数料が安い
「キャッシングだから金利が高いのでは?」と思う人が多いと思いますが、実は外貨両替よりも手数料が安く済むのです。
これが海外キャッシングの一番のメリットです。
外貨両替には必ず手数料がかかります。
手数料はその時の通貨、両替所、その時のレートによって異なりますが、だいたい2~4%くらいです。
例えば手数料3%で、10万円を両替したとすると、
100,000円÷100円×3%=3,000円
となり、かかる手数料は3,000円です。
それに対して海外キャッシングは手数料の代わりに金利がかかり、一般的に18%ほどです。
一見高く感じるかもしれませんが、これは年利、つまり1年間借りていた場合の金利ですので、日割りで計算されます。
10万円キャッシングして30日後に返済したとすると、
100,000円×0.18÷365日×30日=1,479円
となり、かかる金利は1,479円です。
というわけで10万円キャッシングした場合は1,521円もお得!
海外キャッシングの方がかなり安い手数料(金利)になることがわかりますね。
30日も借りずに帰国してすぐに繰り上げ返済すればさらに金利を安く済ませられます。
安全性が高い
空港などでまとめて外貨両替をした場合、どうしても持ち歩く金額が大きくなってしまいます。
海外旅行での心配事はやはり盗難です。
日本のように治安の良い国は少ないので、海外で現金を持ち歩くのはリスクが高いです。
海外キャッシングなら、必要な時に必要な分だけの現地通貨を引き出せるので安全です。
もちろんクレジットカードごと盗難に遭ってしまう可能性はありますが、その場合はカード会社に連絡してカード停止の手続きをすれば、被害を最小限に抑えられます。
ATMさえあればどこでも引き出せる
海外ではクレジットカード払いという手もありますが、小さなお店などでは対応していないケースも多く、チップを払うシーンもあるので、やはり現金が必要な場面は多いです。
海外キャッシングはATMさえあればコンビニでお金を下ろすのと同じ感覚で現地通貨を調達できます。
ATMは銀行、コンビニ、空港、ショッピングセンターなどに設置されているので、両替所よりも探しやすいです。
VISAやMasterCardなどそれぞれの国際ブランドに対応していれば引き出せます。
ATMが見つからなくて困る心配は殆どないでしょう。
海外キャッシングのデメリット
海外キャッシングはメリットばかりではないので、デメリットをしっかり理解しておくことも大切です。
海外キャッシングを利用できないクレジットカードもある
全てのクレジットカードが海外キャッシングを利用できるわけではありません。
また、クレジットカードのショッピング枠とキャッシング枠は別々に設定されているので、キャッシング枠を設定していなければ、キャッシング対応のカードでも利用できません。
海外キャッシングを利用できるか事前に調べて、利用可能ならキャッシング枠を設定しておく必要があります。
利用枠内での利用に限られる
キャッシング枠はその人の信用力に応じて決められていますので、引き出せるのはその限度額までの金額です。
いくらまで使えるのか確認しておいて、使いたい金額によっては両替所での両替と併用しながら使う必要があります。
審査がやや厳しくなる
キャッシング枠をつけてクレジットカードを申し込むと、ショッピング枠のみの場合よりも審査がやや厳しくなります。
過去に延滞や滞納をして金融事故情報があると、審査に通らない場合があります。
1回または1日に引き出せる限度額がある
海外キャッシングは1回で引き出せる限度額が決まっています。
1日の利用回数にも制限があります。
金額や利用回数は国、ATM、クレジットカードによって異なりますが、1回あたり数万円というATMが多いようです。
30万円のキャッシング枠がついていれば一度に30万円引き出せるわけではありません。
ATM利用手数料がかかることがある
クレジットカードによっては、利息とは別にATM利用手数料がかかることがあります。
手数料は基本的に
- 1万円以下 100円(税別)
- 1万円以超 200円(税別)
です。
海外キャッシングを利用する方法
クレジットカードのキャッシング枠を確認する
まずは手持ちのクレジットカードのキャッシング利用可能枠を確認しておきましょう。
カード会社のサイトにログインして利用可能額照会ページを見ると利用枠を確認できます。
このカードの場合は30万円のキャッシング枠があることがわかります。
0円になっていてもカード会社によっては後からつけることもできるので、ネットからもしくは相談窓口で申し込みましょう。
なお、キャッシング枠をつける場合は審査があります。
海外ATMでお金を引き出す際の流れ
海外ATMでキャッシングするには、以下の手順でお金を引き出すことができます。
対応しているATMを見つける
ATMは街のいたる所に設置されています。
キャッシングができるATMには以下のロゴが表示されています。
手持ちのクレジットカードの国際ブランドに対応したATMを見つけましょう。
AMAXとDiners Clubは対応していないATMが多いので、VISAかMasterCardかJCBを持つことをお勧めします。
ATMに以下のマークがついていればその国際ブランドのクレジットカードが使えます。
VISA | |
Mastercard | |
JCB |
クレジットカードを挿入する
ATMにクレジットカードを挿入します。
挿入方法はATMによって5種類のタイプがあります。
Aタイプ カードの表面を上にして入れる(日本のATMと同じ) | |
Bタイプ カードの裏面を上にして、磁気テープを左側にして入れる | |
Cタイプ カードの表面を上に向けて入れて、すぐに抜き取る | |
Dタイプ カードの表面を自分に向けて、上から入れてすぐに抜き取る | |
Eタイプ カードの裏面の磁気テープを上下にスライドさせる |
使用言語を選択する
最初の画面は現地の言語で表記されているので不安になるかもしれませんが、カードを入れたら言語が選択できます。
日本語が無い時は、英語など自分が一番わかる言語を選びましょう。
暗証番号を入力して取引内容を選択
日本語の場合は手順に沿って進めばいいので、英語の場合の進め方を解説します。
「ENTER PIN(暗証番号入力)」が表示されたら暗証番号を入力します。
入力時は周囲に見られないように気を付けましょう。
また、連続して間違うとカードを回収されてしまう場合があるので、間違えずに入力しましょう。
暗証番号を入れて「SELECT TRANSACTION(取引内容を選択)」の画面になり、以下の項目が表示されます。
- TRANSACTION → 取引
- WITHDRAWAL → 引き出す
- TRANSFER → 振り込み
- BALANCE → 残高照会
「WITHDRAWAL(引き出す)」を選択します。
取引口座と金額を入力して引き出し
「SELECT SOURCE ACCOUNT」の画面では、「CREDIT(クレジットカード)」を選択します。
引き出す金額の画面になるので、引き出したい金額を選択すれば完了。
現地通貨を引き出すことができます。
基本的に手順は国内でキャッシュカードを使う時と同じです。
帰国後は繰り上げ返済して利息を節約
前にも述べた通り、キャッシングの利息は
利用金額×実質年率÷365日×利用日数
で算出されるため、キャッシングした日数が短いほど支払う利息を減らせます。
つまり帰国後に早く返済すればするほどお得になるのです。
通常はカード払いと同じ日にキャッシングした金額も引き落とされますが、その返済日よりも早く支払う(繰り上げ返済)ということです。
繰り上げ返済の方法はクレジットカードによって違います。
- 電話連絡で申請
- ネット上で返済
- 銀行やコンビニATMで返済
がありますので、自分の利用しているカード会社のサイトで確認しましょう。
海外キャッシングにおすすめのクレジットカード
エポスカード
年会費 | 無料 |
発行期間 | 最短即日 |
ポイント還元率 | 0.5%~10% |
国際ブランド | |
入会資格 | 18歳以上の方(高校生を除く) |
初めてのキャッシング利用なら30日間金利0円で利用できます。
金利は実質年率18.0%。
繰り上げ返済も可能で、返済方法はエポスカードセンターやエポスATMのほか、インターネットでも返済できます。
年会費無料なのに最高500万円の海外旅行保険が自動付帯しているので、海外旅行へ行くならとりあえずへ持っておいても損はありません。
デメリットは以下のATM手数料がかかることです。
利用金額1万円以下:100円(税別)/件
ご利用金額1万円超:200円(税別)/件
ネット申し込み後、マルイ店頭へ行けば最短即日で発行できるので、急な海外旅行や出張で急いでクレジットカードを発行したい方にもおすすめです。
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セディナカード
年会費 | 無料 |
発行期間 | 2~3週間 |
ポイント還元率 | 0.5%~ |
国際ブランド | |
入会資格 | 高校生を除く18歳以上で電話連絡が可能な方 |
セディナカードには色々な種類がありますが、年会費無料でおすすめなのはセディナカードJiyu!da!。
リボ払い専用カードですが、毎月の支払額は5,000円以上から5,000円単位で自由に変更できるので、支払金額を大きく設定すれば実質一括払いになり、普通のクレジットカードと同じように使えます。
金利は実質年率18.0%。
帰国後は繰り上げ返済が可能で、電話、インターネット、提携ATMやロッピーで返済できます。
海外でショッピングに利用すると3倍のポイントが貯まるのもメリットです。
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まとめ
海外旅行中の現地通貨の調達は、外貨両替よりも海外キャッシングの方が手数料がお得。
多額の現金を持ち歩かなくて済むので、防犯面でも安全です。
帰国して繰り上げ返済すれば、さらに手数料(利息)を節約できます。
数か月単位など長期で旅行をする場合は、帰国してからだと利息が大きくなってしまうので、ネット返済できるクレジットカードを1枚持っておくと便利です。
クレジットカードを今から作るという人は、ポイントサイト経由で
エポスカードもセディナカードもポイントサイト経由で申込みをす
クレジットカード案件で比較的安定して報酬額が高いのは、ライフ