ANAマイルを貯めて特典航空券に交換しようとANAカードを作ったものの、なかなかマイルが貯まらない。
マイルは貯めているが、有効期限までに目標にしていたマイル数に届かず、仕方なく特典航空券以外のものに交換して終わってしまう。
そんな経験はありませんか?
マイルがなかなか貯まらない人は、ちょっとしたコツを知ることでザクザクとマイルが貯まります。
実際に、特典航空券に交換で何度もタダ旅行に行っている私のマイルの貯め方をこっそり公開します。
フライトマイルは貯まらない
フライトマイル(飛行機に乗ることで貯まるマイル)は、区間基本マイレージに利用する予約クラスごとの積算率をかけることで計算することができます。
ANAマイル積算率は、国内線であれば50%~150%、国際線であれば30%~150%が積算率です。
積算率は、運賃に比例して高くなると考えていいでしょう。
ツアーなどのパッケージ旅行の場合は、運賃が安いので積算率は低く、正規運賃でファーストクラスに乗る場合は、積算率が高くなると言えばイメージしやすいでしょう。
フライトマイルを稼ごうと思えば、より遠くへ、より高いチケットを買うのが原則です。
東京 - 沖縄(那覇)
「旅割X」で往復利用した場合 フライトマイル…984マイル
正規運賃で往復使用した場合 フライトマイル…2,368マイル
行き先は同じでも、予約クラスによってこれだけの差が出ます。
マイルを貯めて特典航空券に交換したいという人は、そもそも正規運賃で飛行機に乗るような人はほとんどいないでしょう。
積算率が低い予約クラスで搭乗すれば、当然貯まるマイルも少なくなります。
東京 ⇔ 沖縄 の特典航空券に交換するのに必要なマイル数は、
L(ローシーズン) | 7,000 |
R(レギュラーシーズン) | 9,000 |
H (ハイシーズン) | 10,500 |
です。
出張で飛行機に多く乗るような人は除いて、1年に数回程度しか飛行機に乗らない人であれば、国内線はもちろん国際線の特典航空券に交換できるだけのマイルを貯めるのは難しいということは、計算すればわかるでしょう。
クレジットカード決済は貯まらない
ANAカードと言えば、一般的にはクレジット機能が付いたANAカードのことを指すのですが、クレジット機能が付いていないANAマイレージクラブカードをANAカードと思っている人もいます。
ANAマイレージクラブカードは、入会金・年会費無料のカードですが、最近はデジタルカード(スマートフォン対応)も登場しました。
カードは会員登録から3~4週間で手元に届きます。
デジタルカードの場合は、カードの送付がありませんが、アプリのダウンロードが必要になります。
ANAマイレージクラブカードは、マイルの還元率が悪いので特典航空券に交換するという目標があるのであれば、クレジット機能が付いたANAカードは必須です。
ANAカードは、一般カードからプラチナカードまで色々な種類とランクがありますが、その中でもマイルを貯めるのに向いているクレジットカードは限られます。
マイラーと呼ばれる人達の間で人気があるANAカードを選べば、まずカード選びで失敗することはほとんどありません。
後は、候補のカードの中から自分のライフスタイルや利用シーンから最適な1枚を見つけましょう。
飛行機の乗らずにマイルを貯める『陸マイラー』に人気があるANAカードは下記です。
・ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード
・ANA VISAワイドゴールドカード
・ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード
入会・継続マイル | 1,000マイル |
搭乗ボーナスマイル | 10% |
ポイント換算率 | 1,000円=1ポイント=5マイル |
ANA航空券の購入 | 100円=1.5マイル |
年会費 | 初年度無料 2年目以降2,000円(税別) |
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ANA VISAワイドゴールドカード
入会・継続マイル | 2,000マイル |
搭乗ボーナスマイル | 25% |
ポイント換算率 | 100円=1ポイント=10マイル |
ANA航空券の購入 | 100円=2マイル |
年会費 | 14,000円(税別) 条件を満たせば最大4,500円割引 |
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ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
入会・継続マイル | 2,000マイル |
搭乗ボーナスマイル | 25% |
ポイント換算率 | 100円=1ポイント=1マイル |
ANA航空券の購入 | 100円=3マイル |
年会費 | 31,000円(税別) |
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ANAマイルをANAカードで貯めるには、日々の支払いをANAカードに集約させるのがコツです。
公共料金、家賃、交通費、食費などクレジットカードで支払えるものは、全てANAカードで支払うことでマイルが早く貯まります。
コンビニで買い物をする際も、ANAカードマイルプラス加盟店であるセブンイレブンで買い物をすると200円ごとに1マイル貯まります。
同じ値段の同じ商品を買うのであれば、ANAカードマイルプラス加盟店で買いましょう。
そうは言っても、毎月10万円を還元率1%のANAカードで支払ったとしても、年間で貯まるのは12,000マイルです。
有効期限である3年間で貯めたマイルで行けるのは、海外だと近場のアジア圏くらいです。
ビジネスクラスやファーストクラスでアメリカやヨーロッパに行けるだけのマイルは到底貯まりません。
ポイントサイトで貯める
ポイントサイトで貯めたポイントをマイルに交換する。
これが、早く大量にマイルを貯めるコツです。
有名なポイントサイトは、「ハピタス」「ちょびリッチ」「モッピー」などです。
ポイントサイトをうまく活用すれば、年間10万マイルもそれほど難しくありません。
10万マイルと言えば、クレジットカードで1,000万円決済して貯まるマイルです。
もちろん、ポイントサイトだけではなく、フライトマイルとクレジットカード決済で貯めることを一緒にすることで、効率的に早くマイルが貯まります。
陸マイラーの間では、常識とされているポイントサイトを使ってマイルを貯める方法については、下記の記事で解説しています。
《常識》なぜマイルを効率良く貯めるならポイントサイトが絶対必要なのか?
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ポイントサイトで貯めたポイントを効率良くANAマイルに交換するには、TOKYUルートを使いましょう。
ポイントをドットマネー経由でTOKYUポイントに交換すれば、75%のレートでANAマイルに交換することができます。
TOKYUルートについては、下記の記事で詳しく解説しています。
【悲報!ソラチカルート閉鎖】TOKYUルートはANAマイルに75%で交換できる
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今のカードを見直してみる
「マイルが貯まらない・・・」という人は、今使っているクレジットカードが本当にマイルが貯まりやすいクレジットカードなのかを見直してみましょう。
他に還元率が良いクレジットカードがあるかも知れませんし、ポイント有効期限がネックになっていて目標としているマイルが貯まらない場合もあります。
おすすめなのは、ポイント有効期限が無期限のクレジットカードです。
ANAカードの中では、ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードです。
「ANAマイルを貯めるには、ANAカードで」と考えるのが普通ですが、実はANAカードではなくてもANAマイルが貯まるカードもあります。
それが、spgアメックスです。
spgアメックスは、40社以上の航空会社と提携しているので、ANA以外のマイルに交換することができます。
ポイントの有効期限も実質無期限です。
spgアメックスが1枚あれば、航空会社毎にクレジットカードを使い分けてマイルを貯める必要もありません。
カード更新の度に、マリオット系の高級ホテルに無料宿泊できる特典がもらえるということもあって、アメックスのカードの中では人気No.1のカードです。
私も持っています。
spgアメックスで貯めたポイントは、3ポイント=1マイルの比率でANAマイルに移行できます。
移行手数料は無料です。
1日あたり移行できる上限マイルするは、3,000~240,000ポイントです。
マリオットボンヴォイのサイトから、ポイントをマイルに交換しましょう。
航空会社でANAを選択し、ANAマイレージクラブの会員番号を入力。
移行するポイント数を入力すれば、自動的に何マイルに交換できるのかが表示されます。
spgアメックスに関しては、下記の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。
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私はこうしてANAマイルを貯めている
私の場合は、ANAマイルを貯めるのに主に使っているクレジットカードは、ANA VISAワイドゴールドカードです。
もちろん、主要なポイントサイトは利用してポイントサイトで貯めたマイルをANAマイルに交換することもあります。
大量にポイントが獲得できるクレジットカード発行やFXの口座開設などは同じ案件をリピートできないので、同時にリピートできてポイントが無理なく獲得できる飲食モニター案件もこなしています。
ポイント期限内に貯められない人は、ポイント有効期限が無期限のクレジットカードを選びましょう。
ポイント還元率よりもポイント有効期限が無期限かどうかで選ぶのがおすすめです。
また、他のクレジットカードで貯めたポイントをANAマイルに移行する場合、1日や年間で移行上限が設けられているクレジットカードが多いので、注意が必要です。