「旅行のお金を貯金したいのにできない・・・」
「貯金がないけど旅行がしたい!」
という人のために、無理な節約をしなくても旅行に行ける方法を解説します。
旅行に行くために貯金する人
旅行の予算はいくら?
みんな旅行でどれぐらいのお金を使っているのか、2019年にJTBが行った「夏休み(7月15日~8月31日)に、1泊以上の旅行に出かける人」に対する調査結果がこちら。
この調査では、国内旅行の平均費用が36,200円、海外旅行の平均費用が227,700円でした。
この費用は交通費・宿泊費・食費・お土産代等、旅行中に使う色々な費用はすべて入っているので、「一般的な宿泊旅行にどれぐらいのお金を使うのか」という目安になるでしょう。
旅行の費用はどうする?
行く場所、行く時期、行く人数。
これらが決まれば旅の費用はだいたいわかりますね。
すでにある貯金を崩して旅費に充てるという人もいれば、旅行の為に旅行貯金や旅行積立を始める人もいるでしょう。
JTBほど大規模な調査ではありませんが、私も某掲示板で下記のような質問を行い、みんながどれぐらいの予算でどこに行って、旅行の費用をどのようにして捻出しているのかを調査しました。
得られた回答は100件、男女とも20代から60代の方から回答がありました。
20代であれば一人暮らしや大学生、30代以上になると家族旅行、60代であれば老後の旅行などを考えている人が多いのかな、などという想像もできますね。
回答の一部は下記です。
行き先は、海外よりも国内の方が多いですね。
旅費は貯金で賄うという回答が最も多く、積立や節約で確保するという人もいました。
旅行貯金アプリ
思い出旅行と旅貯金というアプリがあります。
旅行積立、旅行の相談と手配ができるアプリです。
メールアドレスがあれば、無料で登録&利用ができます。
思い出旅行の貯蓄プランを設定するには、クレジットカード情報の登録が必要です。
旅貯金積立を利用している間、クイック積立の機能を使えば、好きな金額を500円からいつでも追加できます。
思い出旅行相談
旅行者の人数、目的、目的地、期間、出発地、予算、移動手段、その他の希望などを入力すると、思い出旅行コンシェルジュが入力内容を元に調べた内容を送ってくれます。
まだ旅行貯金やってるの?
旅行貯金やってました
私も旅行は大好きです。
どちらかというと国内旅行よりも海外旅行の方が好きです。
学生の頃はアメリカ・カナダ・オーストラリアにホームステイをしていました。
初めての海外旅行は大学生1年生の時に行ったサンフランシスコのホームステイ。
アメリカの大きさ、フレンドリーな人たちに触れたのが、旅行を好きになったきっかけです。
それまでは、学校の修学旅行や家族旅行で行っていましたが、それほど旅行が好きというわけでもなかったんです。
アメリカに行ったことで、もっと色々な国に行ってみたい、もっと色々な人と出会ってみたいと思うようになりました。
当時は、学生だったので、アルバイトを掛け持ちしたりして旅行のお金をせっせと貯めていました。
お金が貯まったら旅行に行く、お金がなくなったらアルバイトでお金を貯める。
これの繰り返しでした。
基本的に時間はあるけど、お金がない。
旅行に行きたいと思っている学生は、ほとんどこのパターンではないでしょうか。
大学生の卒業旅行は友達と福岡に行きました。
私もそうでしたが、みんな卒業旅行で海外に行くほどお金に余裕がなかったので、国内旅行に落ち着いたという感じです。
社会人になってからは仕事が忙しすぎて、お金を使う時間もなかったので貯金はできていました。
しかし、学生時代とは逆でお金はあるけど時間がないという生活。
会社でかなり反対されながらも何とか取れた休暇で行ったのが、アメリカ・メキシコ・カナダでした。
サンフランシスコ、ロス、サンディエゴ、ティファナ、プリンスエドワード島、ハリファックスへ。
旅費は貯金から出しました。
マイルを貯めて旅行に行く
ある時、知り合いのSNSを見ていたら結構な頻度で海外旅行に行っている投稿が目に入ってきました。
それもビジネスクラスやファーストクラスでのかなり豪華な旅行。
旅行にそれだけお金を使えるとはかなりビジネスがうまく行っているのだろうなと思っていましたが、話を聞いていみると
「実は飛行機はマイルを貯めて特典航空券に交換しているのでお金を使っていない」
とのこと。
控えめに言って、衝撃でした。
私も出張や旅行で飛行機を利用した際には、マイルを貯めていました。
クレジット機能が付いていない、JALマイレージバンクカードで。
もちろん、特典航空券に交換できるほどのマイルは貯まらないので、気が付けば全て失効。
マイルを貯めてはいたものの、一体何の為に貯めているかもわからない状態でした。
クレジットカードも持っていましたが、学生の頃に作った年会費無料のKips VISAカード。
これは、今でも持っています。
結局、マイルを貯めてそんなに豪華な旅行に行けるのであればマイルの貯め方を学ぼうということで、現在に到ります。
気付きと学び
働いて貯めたお金を旅行に使うよりも、マイルを貯めて航空券代やホテル代を無料にした方がはるかにお得!
さらに、旅行に行ける回数も増える。
なぜなら、1回の旅行で使うお金が少なくなるから。
旅行の3大費用は、①交通費 ②宿泊費 ③食費 と言われていますが、マイルを貯めることで①と②は無料にすることが可能です。
国内の航空会社は、特典航空券を二親等以内の親族、 義兄弟姉妹の配偶者でしか予約できませんが、海外の航空会社は友達や恋人などの他人でも予約ができます。
航空券をプレゼントするというのは、かなり喜ばれます。
マイルを貯めるということに関しては、メリットはあるけどデメリットは見つからない。
これからは、旅行の費用は貯金や節約で貯めるのではなく、ポイントやマイルを貯める時代。
マイルで旅行をするということにもっと早く気付いて実践していれば、もっと贅沢な旅行になっていただろうなと過去の旅行を振り返った時にそう思います。
国内旅行にマイルで行く
最初に発表したアンケートの結果では、海外旅行よりも国内旅行に行きたいという回答の方が多くありましたね。
その中でも、北海道や沖縄が人気のようです。
では、実際にマイルを貯めて北海道や沖縄に行くには何マイル必要なのかを見てみましょう。
ANA編
ANAの場合、行き先は同じでも時期(ローシーズン、レギュラーシーズン、ハイシーズン)によって必要マイル数が変わります。
必要マイル数は、
ハイシーズン(H) > レギュラーシーズン(R) > ローシーズン(L)
の順に多くなります。
シーズンも毎年同じではなく、微妙に変わります。
●L(ローシーズン)
2019年 | 1/6~2/28、4/1~4/25、12/1~12/20 |
2020年 | 1/6~2/29、4/1~4/23、12/1~12/24 |
2021年 | 1/5~2/2 |
●R(レギュラーシーズン)
2019年 | 3/1~3/14、5/7~7/31、8/26~11/30 |
2020年 | 3/1~3/12、5/11~8/6、8/24~11/30 |
2021年 | 3/1~3/11 |
●H(ハイシーズン)
2019年 | 1/1~1/5、3/15~3/31、4/26~5/6、8/1~8/25、12/21~12/31 |
2020年 | 1/1~1/5、3/13~3/31、4/24~5/10、8/7~8/23、12/25~12/31 |
2021年 | 1/1~1/4、3/12~3/31 |
東京から
北海道 | L 12,000 R 15,000 H 18,000 |
沖縄 | L 14,000 R 18,000 H 21,000 |
石垣・宮古 | L 17,000 R 20,000 H 23,000 |
が必要マイル数です。
JAL編
JAL場合は、ANAのようにシーズンによって必要マイル数が変動するということはありません。
しかし、ディスカウントマイルという制度があり特定期間内はJALのWebサイトから申込むことによって通常より少ないマイル数で予約ができます。
但し、東京から沖縄に関してはディスカウントマイルの対象外です。
特定期間に関しては、国内線特典航空券ディスカウントマイルで確認できます。
東京から
北海道 | 15,000 |
沖縄 | 20,000 |
ANAとJALを比較
東京から北海道に行く場合、
ANA | L 12,000 | R 15,000 | H 18,000 |
JAL | 15,000 |
東京から沖縄に行く場合、
ANA | 沖縄 | L 14,000 | R 18,000 | H 21,000 |
石垣・宮古 | L 17,000 | R 20,000 | H 23,000 | |
JAL | 沖縄(久米島 宮古 石垣) | 20,000 |
背景の色が付いている所が少ないマイル数で行くことができます。
ということで、ローシーズンを狙えるのであればANAマイル、ハイシーズンにしか行けないのであればJALマイルを貯めた方がお得ということになります。
20,000マイルの貯め方
北海道も沖縄もハイシーズンを除けば20,000マイルあれば行けます。
家族で行く場合は、20,000マイル×人数分のマイルが必要です。
仮に家族3人だとすると、必要なマイルは60,000マイルです。
60,000マイル程度であれば、誰でも簡単に貯めることができるのですが、マイルが貯まらないという人は、飛行機に乗って貯めているか、クレジットカードの決済に頼ってマイルを貯めている人です。
飛行機に乗って貯める場合、ざっくり言うと同じ場所に10回行けば1回タダになるぐらいのイメージです。
沖縄に3人で行く場合は、沖縄に30回行けば必要なマイルが貯まる感じです。
クレジットカード決済だと、ポイント還元率が1%のカードで決済をすると60,000マイル貯めるには600万円分の決済が必要です。
どちらにしても簡単に貯まりそうにはないですね。
60,000マイルを簡単に貯めるには、下記のどちらか、あるいは両方をすることで短期間に達成可能です。
ポイントサイトを活用する
クレジットカードの入会キャンペーンを利用する
ポイントサイトを活用する
ポイントサイトに登録し、ポイントバックが大きい案件を申込んだり、外食モニターを利用します。
ポイントサイトの活用に関しては、下記の記事で詳しく解説しています。
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クレジットカードの入会キャンペーンを利用する
クレジットカードの入会キャンペーンは、一気にポイントを貯める絶好のチャンスです。
入会特典として大量にポイントを付与することで有名なのがアメックスです。
例えば、ANAアメックスゴールドカードは入会で合計20,000マイル相当のポイントを獲得することが可能です。
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レギュラーシーズンの出発
東京 ⇔ 沖縄
2泊3日 大人3人
のツアー内容を旅行代理店で申込むと、約10~15万円程度です。
働いて貯めたお金を旅行に使うというのも悪くはありませんが、マイルを貯めれば行けるのでマイルで行ったほうが経済的です。
家族旅行を無料にするためにマイルを貯めたい人は、下記の記事を参考にしてください。
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